代謝生化学研究室
河本 絵美(かわもと えみ)
職名: | 准教授 |
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学位: | 博士(保健学) |
役職: | 専攻科長補、5年担任 |
最終学歴: | |
研究分野: | 運動生理・生化学、栄養生理・生化学 |
所属学会: | 日本体力医学会,運動生理学会 |
主な担当教科: | 生化学,生物工学、生命科学 |
研究分野に関する キーワード: |
骨格筋、糖・脂質代謝、身体活動、栄養 |
E-mail: | kawamoto(後に@nagaoka-ct.ac.jpをつけてください) |
研究室概要
私たちは食物を分解してエネルギーをつくりだすことによって生きています。このような生体内で起きている化学反応全体のことを代謝といいます。本研究室では、「身体活動」と「栄養」が「骨格筋の代謝能力」に及ぼす影響について調べています。
なぜ、骨格筋に着目しているのでしょうか? 骨格筋は、体重の40%を占める大きな器官であり、食事によって上昇した血糖のおよそ80%を取り込んで利用しています。つまり、骨格筋は、身体最大の血糖消費器官であると言えます。したがって、脂肪過多の食事や運動不足の状態が長く続くと、骨格筋の糖代謝能力が低下して、栄養素を上手に代謝できなくなり、糖尿病や高脂血症といった生活習慣病が引き起こされてしまいます。一方、スポーツや運動、あるいは日々の生活活動動作(立つ・歩くなど)を積極的に行うと、骨格筋の糖代謝能力が上昇・改善し、生活習慣病のリスクを低減させることができます。このように、骨格筋の栄養素を代謝する能力が生活習慣病の予防に大きく関わっていることから、本研究室では骨格筋に着目して研究を行っているのです。